ぐるっと旅日記 京都府大文字山編　２０１７．１．１５● 数年に１度の強い寒気が流れ込んだ日本列島では1月15日、全国的に厳しい冷え込みとなり、各地で今季最低気温となりました。京都市でも１０センチを超える積雪が観測されたという事です。この日、私は年に数度と見ることのできない雪の京都を撮影するため大文字山へと向かう事にしました。普段ウォーキングをしている大文字山ですが、雪の大文字山に登るのは今回が初めてでした。

一月十五日

朝目が覚め窓の外を見てみると、前日より降り続いた雪はいまだに止まずバルコニーを白く染め上げていました。あいにくの曇り空でしたが、しばらくすると晴れ間も見えてきたので、これはチャンスと思い撮影機材を用意し期待に胸を膨らませつつ大文字山へと向かう事としました。

普段から、よく大文字山にはウォーキングに来ている私ですが、雪が積もっている大文字山への登山は初めての試みでした。しかしながらこのチャンスを無駄にしてはいけないと思い撮影機材を担ぎ、哲学の道より目的の大文字火床を一路目指しました。

道中、足を滑らせながらも小１時間ほどかけて、ようやく火床へとたどり着くことが出来ました。しかしタイミングが悪く、晴れ間が見えていたのとは一転し、吹雪となり下界の景色は全く見えません。仕方がないので雲が晴れるのを待つことにしました。

火床にある弘法大師様を祀っている祠で寒さに耐えつつ待機すること１時間、ようやく徐々に雲がなくなり無事ぐるっとＶＩＥＷを撮影することが出来ました。この日の火床は-３℃、流石に寒かったです。

さて撮影も終わり意気揚々と下山していると、あれよあれよと空が晴れていきます。寒い中待った甲斐はありましたが、もう少し待っておけばよかったです。（泣）多くの登山客と途中すれ違ったこともあり、人が多い中であまり良い写真は撮れないだろうと思いそのまま下山しました。

今回、初めて大文字山より望んだ雪化粧の京都市内は、まるで絵に描かれた様な美しい風景で、まだまだ知らない京都があるのだと改めて感じました。すべてに感謝（文・写真：hiroyuki）また行ってみたい度★★★★☆

ぐるっとVIEWで見る ぐるっとVIEWで風景をご覧になって頂けます

戻　る