ぐるっと旅日記｜ベトナム編

関西国際空港AM10:30発Vietnam航空直行便に乗ること5時間半。タンソンニャット国際空港に到着すると現地はPM2：00でした。時差は日本のマイナス2時間、気温は30度。ホーチミンはベトナム南部にあり年間の平均気温は27度と年中暖かい場所です。

タンソンニャット国際空港からホーチミン中心地まではタクシーで30分弱、料金は500円前後。バスは100円で行けるみたいなのですが、乗り方がわからずタクシーで向かう事にしました。ホテルへ向かうタクシーからの車窓は東南アジア独特の景色、そしてバイクの量に圧倒されました。そしてホテルに到着。日本から予約していたホテルはブイビエン通りにあるBeautiful Saigon3　Hotel。ブイビエン通りは世界各国から旅人が集まる安宿や飲食店、ツアー会社が数多くある「バックパッカーストリート」です。

チェックインを済ませ時間はPM3:00。少し遅めの昼食を取ろうとブイビエン通りを散策しているとベトナム料理の定番でもある「フォー」専門店を発見し、入ることにしました。やはり日本で食べる「フォー」とは違い、パクチー等の香草やライムをたくさん入れ、すごくエスニックな味わいの初めて食べる「フォー」に感激しました。到着して感じたのですが、ベトナムは日本語を話せる人がすごく少ないことがわかりました。ベトナム語か英語が主な言語となっており、英語があまり話せない私は少し不安になりました（笑）

その後、デタム通り、ファングーラオ通り、ドンコイ通りなど、ホーチミンを代表するメインストリートを探索していると、すぐに夜になってしまいました。ベトナムは旧正月「テト」直後ということもあり、「ベンタイン市場」など街中のあらゆるところにネオンの装飾がされており、この時期にしか味わえない独特の雰囲気を感じることができました。

二日目

AM6:00に起床し、ホテルのプールサイドで朝食バイキング。オープン時間と同時に朝食バイキングに行きましたが何も料理は出ておらず、少し座って待っていると続々と料理が出てきました。少し時間にルーズなところも「東南アジアらしさ」が感じられます（笑）メニューにも「東南アジアらしさ」が感じられる、色々な種類のフルーツがたくさんあり、どのフルーツを食べてもすごく甘くて美味しかったです。

朝食を終え、昨日の夜に行った「ベンタイン市場」へ。ベンタイン市場はホーチミンの中でも大規模な市場であり、食料品、飲食店、衣料品、日用品など、全てが揃う、日本で言うイオンモールのようなところです。ベトナム人、観光客とたくさんの人で朝から賑う市場でした。お土産などは定員さんが言ってくる値段の半分くらいは値切れますので、行かれた際は是非市場で値段交渉をしてみてください（笑）

その後、タクシーに乗り「統一会堂（旧大統領官邸）」へ。ベトナム戦争終結の場としても有名な統一会堂は沢山の木々があり、敷地内はきれいに整備され、観光客はもちろん、ベトナム人もたくさんおり、皆さん休憩したりお喋りしたりと落ち着いた雰囲気の歴史ある場所でした。

次に「サイゴン大教会」へ。サイゴン大教会はフランス統治時代に建設された教会です。想像していた大きさよりも大きく、迫力がありました。サイゴン大教会周辺はホーチミンのフランス「シャンゼリゼ通り」とも言われている、ドンコイ通りの最終地点であり、付近一帯がフランス統治時代の面影が残る街並みでした。

観光をしているとお昼が過ぎていました。この日も気温は30度で快晴。汗が滝のように流れます。ホテルに戻り、ホテルのプールへ行きました。プールに入ると火照った身体が一気にクールダウンされ気持ちよかったです。椅子に座りベトナムの代表的なビール「BIA　SAIGON」、気づけば小一時間お昼寝をしてしまいました（笑）

その日の夜はブイビエン通りで食事を取り、街をブラブラ。夜が深くなるにつれ、欧米から来ているであろう旅人とベトナム人がたくさん集まり、ご飯を食べ、お酒を飲み、どの飲食店やバーも大音量で音楽が流れ、まるで通り全体がお祭りのような雰囲気です。平日なのに人の多さにびっくりし、週末の雰囲気もすごく気になりました。その後、ベンタイン市場付近で開催されているナイトマーケットに行きました。お土産物と屋台が並んでおり、PM7:00～12：00頃まで開催されています。

気づけばPM12:00を回っており、ホテルに帰ろうと思いましたが小腹が空いてきたのでベトナム料理屋さんへ。ここでもベトナム料理のエビのチャーハンを頂きました。香草と唐辛子の量が多く、すごく辛かったですが、ビールによく合います。平日の深夜にも関わらず人が絶えない街の雰囲気は、日本では味わえない東南アジアの活気が感じられます。お腹も満たされたのでホテルに戻り就寝。

三日目

本日は最終日。昨日と同様AM6:00に起床し朝食を取り、朝の散歩に出かけました。ホテル前の狭い路地の雰囲気が下町のような少し懐かしい感じがします。

ベトナム人は朝が早く、AM6:00から朝食を屋台で食べ、学校や会社に向かう人で交通量がすごいです。朝が早い分、お昼寝の文化があり、PM1：00～3：00は働いていても寝る時間があるそうです。その時間は営業されていないお店も多々ありました。

その後、タクシーで事前に調べていたガイドブック等にはあまり載っていないピンク色の教会「タンディン教会」へ。ホーチミン中心地よりタクシーに乗ること15分程で着きました。一際目立つピンク色の教会。教会周辺はホーチミンの下町漂う、中心地とは違った街並みでした。タンディン教会もサイゴン大教会と同様、フランス統治時代に建てられ、ホーチミン市内でサイゴン大教会の次に大きな教会だそうです。色は可愛く、中も立派な造りでステンドガラスに光が差し込み、静かで幻想的な雰囲気を感じました。観光客はほとんどおられず、誰でも中に入れますのでおススメの穴場スポットです。

次に「ホーチミン人民委員会庁舎」へ向かいました。こちらはベトナムの革命家ホー・チ・ミン氏誕生100周年を祝して庁舎正面の広場にホー・チ・ミン氏の像が設置され、観光客はもちろん、ベトナム人も非常に多く、ホーチミンのシンボルとも言える場所であることがわかりました。ベトナム建国に父と呼ばれているホー・チ・ミン氏はベトナム人にとって偉大な人物であり、国民から今なお愛されており、いたるところにホー・チ・ミン氏の写真が飾られています。

その後ドンコイ通りを散策しました。ドンコイ通りには有名ブランドの路面店やお洒落なカフェ、高級ホテルなどがたくさんあり、東京の表参道や代官山のような高級感漂う街並みです。ヨーロッパに来たような雰囲気が味わえ、ショッピングできるところもたくさんあり、女性にはぴったりの場所ではないかと思います。そしてお腹が空いたので昼食は再び「フォー」を頂きました。どこで食べても美味しい本場の「フォー」は私の大好物になりました。京都で美味しい「フォー」が食べられるお店があれば是非教えてください（笑）

昼食を終え、「サイゴン中央郵便局」へ。サイゴン中央郵便局もフランス統治時代に建てられ、パリのエッフェル塔を建設された、アレクサンドル・ギュスターヴ・エッフェル氏により設計された建物です。フランス統治時代にベトナムとフランスを繋ぐ通信連絡施設として使用され、完成してから100年経過した今でも郵便局として機能しています。中には国際電話やお土産物屋さんがあり、ここから自国へ手紙を送る観光客がたくさんおられました。

（文・写真：daichi）また行ってみたい度　★★★★★

戻　る