ぐるっと旅日記 フィンランド編 ロヴァニエミ・サーリセルカ・ヘルシンキ 2015.2.16~2.21 今回の旅の目的は、妻と一生に一度はオーロラを見たいという夢を叶えるために訪れたものでした。偶然にも直前に放映していたフィンランド紹介テレビ番組で、この時期は気温マイナス20°くらいと言ってましたので、前日にわざわざダウンジャケットを妻と購入し、万全な寒さ対策に備えたのですが・・・。

初日 関西空港から直行便のフィンランド航空で首都ヘルシンキまで約9時間。夫婦共々寒さに弱いのでマイナス20°に耐えなければと妻と根性を決めていました。ヘルシンキ空港に到着後フィンランド航空の国内線に乗り換え、約1時間の移動でロヴァニエミ空港に到着しました。日本との時差は7時間でフィンランドの方が日本より遅いのですが、夫婦とも時差ぼけを感じることはなかったのは幸いでした。ロヴァニエミ空港から外に出る際に改めて寒さに対して気合いを入れた私達でしたが、この日の気温はマイナス7°。2~3日前まではマイナス20°くらいだったらしいのですが、ラッキーにも急に気温が高くなったらしく、普段の冬の寒さより少し肌寒い程度で、雪は積もっているものの湿気はなく心地よい感じでした。ロヴァニエミ市内まで約40分バスでの移動。本日の宿泊ホテル「サンタズ ホテル サンタクロース」に到着したのは午後9時頃でした。チェックイン後街を散策するも見渡す限りお店はほとんど閉っていましたが、数軒開いているレストランがあったので窓越しに雰囲気の良いお店を選び、初フィンランド料理を食しました。初フィンランド料理はサーモン料理。大変美味しかったですが、このお店は量が少なかったので満腹にはなりませんでした。メニューにはトナカイや熊肉の料理が書かれていましたが、私達にはそれに挑戦する勇気が出来ませんでした。そして初日のこの日は空一面曇に覆われ、オーロラを望むことは全く出来ませんでした。

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二日目 街の道路は凍結しており、少し薄暗い雪混じりの曇り空。朝10時ロヴァニエミよりサーリセルカにバスで移動、出発して1時間も経たない間に休憩&昼食場所のサンタクロース村に到着。妻と一緒にサンタクロースさんと写真を撮ったりお土産物を見たり・・・適当に時間を潰し昼食時間。定番のサーモンとマッシュポテトそしてトナカイのパテ入りサンド。昼食が終わり再度自由行動後、一路約5時間のバス移動の末本日の目的地サーリセルカに到着。移動中のバスのドライバーはその運転中、ハンドルを片手で持ち携帯電話でずっと話するありさま。道路の両側は雪が積もり、路面は白く凍結しているように見えているので、どれ程運転に慣れているドライバーでも時速約100キロ以上で走るバスの運転は非常に怖かったし、その無神経なドライバーに非常に腹が立ちました。一応事故なく本日の宿泊ホテル「リエコンリンナ」に着いたのは午後8時頃でした。しかしこの日も空一面曇で覆われ、オーロラを観賞出来る条件としては全くありませんでした。気温は更に暖かくマイナス5°。結果この日オーロラを見ることはやはり出来ませんでした。期待していただけにとても残念でした。私は初めてのトナカイのパテを一口食べましたが口の中に広がる味は苦手だったために残すこととなりました

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三日目 この日の朝は雲が少し降りましたが晴天となり、昼からは雲も殆どなくなり快晴となりましたので、ホテルから15分程バスで移動した場所にあるスキー場へ行きました。その場所は空を一望出来ることから、空一杯に広がるオーロラが望めれば最高だろうなとその光景を想像しました。ホテルに戻り現地の方が、「今日はオーロラを見ることが出来る確率は非常に高いですよ」と言うのを聞きましたので早く見たい気持ちが高ぶり、早く暗くならないかと夫婦共々ウキウキしながら小さな街中を散策していました。宿泊ホテルにオーロラが見える場所にバスで連れて行ってくれるオーロラハンティングのツアーがあったので予約。午後9時ロビーに集合だったので、それまでホテル近くのフィンランド料理のレストランで食事しました。普段日本で食べる料理の味と変わらず、大変美味しく食しました。午後9時、いよいよオーロラハンティングツアー出発。バスに乗り込み、まずは昼間行ったスキー場に移動。「オーロラが出ていますよ」とガイドのアナウンスにウキウキしましたが、バスを降りて見る初めてのオーロラは薄い白色で、動く雲のように見え、感動に値するものではありませんでした。再度バスに乗車し、約1時間の移動中にガイドから「オーロラが出ている」とアナウンスがあったため、道路際にバスを停車させバスから降りてオーロラを鑑賞しました。そのオーロラは何ともいえない感動がありました。それは色々な形に変わる光景でしたが、オーロラ自身の色は肉眼ではやはり白く見え、高性能なカメラのファインダーを通すことで、綺麗なグリーンに見えました。私が想像していたオーロラは、テレビや雑誌で紹介されているように色々な色が肉眼で見えるものだと思っていましたが、カメラのファインダーを通さないと白色にしか見えなかったことが少し残念でした。しかし妻と一生に一度はオーロラをこの目で実際見たいという夢を叶えることができ、本当に良かったと思いました。その後バス移動にて川辺の場所に移動しましたが、たまに見えるオーロラの色は白くそして薄く、感動するものではありませんでした。そして夜中の1時にホテルに到着しました。ホテル周辺でもオーロラを観賞出来る場所があるので、もしかしたら色とりどりのオーロラが見れるかもしれないと言う気持ちがありましたが、結局睡魔には勝てず就寝したのでした。

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四日目 4日目の朝は昨日の快晴とはうって変わり、雪交じりの曇り。昨日オーロラを観賞出来たことは本当にラッキーだったと感じました。この日は朝10時のエアポートバスでホテルを出発し、イヴァロ空港に移動後一路国内線でヘルシンキ空港に向かいました。離陸後約1時間の移動でヘルシンキ空港に到着。フィンランド空港のエアポートバスにて市内中心部の駅に到着し徒歩約10分にて本日の宿泊ホテル「ソコス・プレジデンティ」に着いたのは午後5時頃でした。天候は曇りでしたが路面は濡れており、湿気はさほど感じないものの気温は少し肌寒いマイナス3°でした。ホテルにチェックインした後、伝統的な古い建物が並ぶ市内を徒歩であちらこちら散策しました。妻のリクエストがあったマリメッコのお店で買い物、そして夕食には雑誌に書いてあった「コスモス」と言うフィンランド料理店を探し、ニシンのフライや魚介類のグラタン等フィンランド料理では伝統的な料理をワインと共に注文し、大変美味しかったと妻もご満悦でした。明日の午前中も街中を散策するので途中ワインを買い、早々ホテルに戻った私達は部屋で夫婦二人の宴会をしました。(笑)

五日目 最終日となるこの日も曇り。市街の路面は濡れており、気温は少し肌寒いマイナス2°。ホテルでの朝食後、昨日に引き続き市内の教会や港、公園を徒歩にて散策しました。雨に濡れた伝統的な古い建物が立ち並ぶ街並みは、昨夜見た光景とは違い、落ち着いた風景に見えました。ヘルシンキの市内は徒歩で観光するにもちょうど良い距離だったので、無理をせずにゆったりと散策することが出来ました。散策を終えた私達はお昼過ぎに荷物を預けていたホテルを出発、バスターミナルからフィンランド空港のエアポートバスで移動し、ヘルシンキ空港に到着したのは午後2時。外は雨が降り出しており、今回の目的であったオーロラが1日でも見ることが出来たことに嬉しさが一層増しました。そして出国後、免税のややこしい返金手続きを済ませ、少し遅い昼食後、免税店でお土産を買い17時25分発のフィンランド航空で帰路に着きました。

六日目 関空に午前9時55分到着。事故無く無事に日本に帰ってきました。私達夫婦にとってとても素晴らしい思い出に残る旅となりました。感謝(文・写真:hiroyuki)また行ってみたい度 ★★★★☆

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